今からYouTubeで集客できる?成功するにはどうしたらいい?

2022.04.28
  • #Marketing
  • #Video

集客の成功事例はたくさんあります。Instagram、YouTubeなどは話題にも上がりやすいですね。とはいえ、こういった施策で集客することは、かなりスキルを要する時代になってきました。なぜでしょうか?

理由は簡単で、今成功している工務店とこれから成功する工務店ではやり方が異なるからなんです。今回はYouTubeに的を絞って、これから成功するために必要な考え方や運用方法をご紹介しながら、工務店経営をされている方がYouTubeを集客に役立ててもらえる提案が出来ればと思います。

成功事例から学べること

現在、YouTubeで集客に成功している工務店は大きく分けて2パターンです。まずは、これまで成功している工務店がやっていることの要因を理解し、自社に当てはめた上で何をやるべきか考える必要があります。

成功パターン①【動画ストック型】

これはいわゆる先行者利益というもので、YouTubeを先にやっていた上で、アルゴリズムに自然とハマる運用になっていたため成功できたというケースです。

引用元:YouTube検索の人気度(googleトレンドより)

上の図は「家づくり」と「注文住宅」のYouTube検索の人気度を表したものです。まずは、家づくり(青)を見てみましょう。2018年1月時点では、YouTube検索の人気度が”8”しかありませんでした。そこから、2020年3月のコロナ発生時期を境にぐんぐん上昇し、2022年3月では”90”まで跳ね上がっていることが分かります。人気度が上がると、見られる人数も比例して大きくなりますので、2018年から単純に表示回数も増え、関心の高い人がYouTubeにも増えてきたという見方ができます。そして、注文住宅もそれに引っ張られるように上昇傾向にあります。

このような動画ストック型の成功は、ただ前からやっていただけではもちろんダメで、そもそもが視聴者が見て参考になるコンテンツになっている必要があります。

代表的な【動画ストック型】住宅系YouTubeチャンネル
●ラクジュ建築と不動産さん ●げげさん

成功パターン②【分析ブラッシュアップ型】

これは上記に挙げたすでにYouTubeで成功した事例を参考に、アルゴリズムを理解した上でクオリティを上げて成功できたパターンです。

YouTubeはアップしたからといってたくさんの人に見てもらえるわけではありませんので、どうしたら検索上位に表示されやすいのかアルゴリズムの性質を理解した上で、アナリティクスデータなどから動画の傾向や改善などを進めていきます。また、コロナ後の2020年3月以降にYouTubeチャンネルを開設しているなど、比較的開設は新しいのに人気になっているチャンネルはこのタイプが多いかと思います。

代表的な【分析ブラッシュアップ型】住宅系YouTubeチャンネル
●家づくり せやま大学【ちょうどいい塩梅の家づくり】さん
●ホームランディック一級建築士事務所さん

では、上記のYouTubeチャンネルと同じことをして集客できるのかというと、正直今から同じ土俵で戦っても勝てません。これらを踏まえ、これからの成功事例はなんなのかを考えていく必要があります。

これからの成功事例

これからの成功事例にはまだ答えがありませんので、どんなものになるか考えていきます。私の結論をまず始めにいうと、「差別化された、独自性のあるコンテンツで成功」です。

●独自性コンテンツとは

結論を説明する前の前提条件として、2021年のYouTube全体としてどんな動画が喜ばれたのかをGoogleが公式発表し、その中で3つのキーワードが重要だったと伝えています。それが「リアルタイム性」「インフォーマル感」「没入体験」です。

3つのキーワードで探るこれからのYouTubeトレンド—
「リアルタイム性」「インフォーマル感」「没入体験」

「リアルタイム性」や「インフォーマル感」とは、今起こっていることをリアルタイム(生配信、もしくは非常に速い公開スピード)で等身大(過剰演出せずありのままをみせる)で発信するという意味です。一発撮りで緊張感ある動画のTHE FIRST TAKE。タレントの指原さんがすっぴんからフルメイクまでの一部始終を魅せるメイク動画。車椅子で生活するYouTuber かしわせさんの、要介護の家族をどのようにサポートして生活しているかを公開するルーティーン動画。記事内では、これらの動画が工務店としても参考にしやすいのではないかと思います。

住宅会社でトレンドをどう活用するか

では、もう少しこれを住宅会社に当てはめて考えてみましょう。例えば、ウッドショックやおうち時間など、住宅業界でも話題になったテーマに対して「うちはこんな対策をしてます」「こんな風に考えています」などのメッセージを早いタイミングで動画公開するなども有効です。

引用元:YouTube検索の人気度(googleトレンドより)

また、住宅会社のリアルタイムを見せていくことも大事です。例えば、朝出勤してから夕方帰るまでどんな風に仕事をしているのかは、住宅会社の雰囲気も伝わりますし、スタッフへの愛着も高めることができます。また、採用ブランディングとしても、入社前の方が見て入社意欲を高めることにも貢献できます。

完成予定のお家の問題点と、それをどうクリアしていくのか、出来る限りリアルな内容を伝えて、将来完成する瞬間を一緒に待ちわびるストーリーを見せていくなどの長期スパンなコンテンツも面白いと思います。施主様のご理解あってですが、どの住宅会社でもできるというわけではないので、希少性がある独自性の高いコンテンツとなります。

まとめ

上記に挙げたような動画コンテンツはあくまで一例になりますが、意外とこういったコンテンツを配信している住宅会社はあまりいないので、そこで戦える可能性はまだまだあると思います。自社にとって「差別化された、独自性のあるコンテンツで成功」するための動画制作を考えてみてはどうでしょうか?

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