簡単解説!最新のアナリティクスを活用しよう!

2023.02.20
  • #Marketing
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アナリティクスを見る機会は結構あるんじゃないかと思いますが、最近画面上にこんなバナーが表示されませんか?

“2023年7月1日より、ユニバーサルアナリティクスでは標準プロパティで新しいデータの処理ができなくなります。それまでにGoogleアナリティクス4プロパティに切り替えて設定を進めておきましょう。”

開始ボタンをクリックしてみたけどよくわからずやめてしまったという方もいると思います。でも今のうちに進めておかないとアナリティクスがある日突然見れなくなってしまう、ということになりかねません。それはどういうことなのか、どうすればよいのかについて解説します。

アナリティクスは今どうなってるの?

これまで使っていたアナリティクスは「Google Universal Analytics」(以下GA3)と言います。2020年10月にそのバージョンアップ版として「Google Analytics 4 プロパティ」(以下GA4)がリリースされました。そして2022年10月の公式発表で、2023年6月末にこれまでのGA3は利用停止になると発表されました。2023年の7月以降は今のGA3が使えないので、どうあがいてもGA4を使っていくしかない、ということですね。

また、GAは登録した段階から計測が開始されるため、過去と比較したい場合はまず登録を行っておくことが必要です。すでにGA3を使われている方は必ずGA4が必要になりますので、今のうちに登録しておきましょう。

最新GAで何ができる?

ではGA4はなにができるのでしょうか?Googleからの公式アナウンスでは、以下のような特徴が伝えられています。結構長い文章なのでかいつまんで4つの特長をお伝えします。

まとめると

  • ● 分析にAIが導入!ユーザーの行動予測が可能
  • ● アプリとウェブのデータを合わせた計測が可能
  • ● cookieを廃止し、GDPRに対応したシグナル方式に変更
  • ● ユーザー行動をより詳細に把握できる計測方法に変更

Google公式アナウンスが見たい方はこちら
https://blog.google/products/marketingplatform/analytics/new_google_analytics

という内容になってます。ちょっと難しい言葉が並んでいますので私なりに簡単に言うと、

  1. ❶ ユーザーが次にどんな行動をするか予測できるようになりました。
  2. ❷ アプリとウェブの両方で同じユーザーを識別できるようになりました。
  3. ❸ 世界的なネットプライバシー問題についても考慮しています。
  4. ❹ ウェブ上の行動を今までよりも詳細に把握することができるようになりました。

ということです。

❶のAIによるユーザー行動の予測は具体的に言うとECなどのネットショッピング関係の機能になるので、小売りをメインとしていない場合はそこまで意識する必要はありません。

❷のアプリとウェブの両方というのは、いわゆるスマホとPCで同じ人物を紐づけることができるようになったということで、より正確なユーザー分析が可能になりました。

❸は、日本でも少しずつ話題になってきている問題ですが、世界的には色々と動きがあり特にヨーロッパで進めているGDPRやアメリカのカリフォルニア州で進めているCCPAに準拠しているかどうかはネットで商売している企業にとって直近の課題となっています。これらを解決するために個人情報の保護技術はどんどん向上していて、ネット上の行動ログが個人情報と紐づいても、第三者には開示されないことで個人が特定されずにプライバシーを守りつつ、広告配信時は個人情報だけを見えないようにしながらピンポイントで個人に広告配信できる、という技術も開発されてきています。この問題は住宅業界にとって直近の問題ではないですが、技術と法律と人権が複雑に絡まっているので、こういったことが日本でも今後問題視されてくるのではと個人的には思っています。

❹は特に押さえておいた方が良い特徴です。以前のGA3は直帰率やセッション時間が正確に測れないということがありました。これは計測をページから移動したタイミングで計っているため、実際のウェブ上の行動と計測した数値にずれが生じてしまうことが原因で、結構大きな問題でした。

これを解決したのが❹で、計測方法をページの遷移時に計測する方法から、ページ内のユーザーの詳細な行動(シグナル)を計測対象にしたことです。これによってサイトをどんな風に見ているのかということがより詳しく把握することができるようになりました。例えるなら、雑貨屋さんなどのお店で今まで出口調査でお客さんのお店の出入りを計測していたものから、そのお客さんと一緒にお店に入ってどれを見てさわって、どれを見てないかなど、実際にお店でどんな行動をとっているのか詳しく計測できるようになった、という感じです。この方が圧倒的に情報量は多いしユーザーの行動も分析しやすいですよね。

まずは使ってみよう

それでは早速使ってみましょう。導入方法について詳しくは公式サイトをご覧ください。

Googleアナリティクス4プロパティを追加する : support.google.com

左の項目が前と比べて結構変わっています。以前のGA3と並べるとこんな感じ。

従来の「Google Universal Analytics」(GA3)

最新版「Google Analytics 4 プロパティ」(GA4)

GA3とは計測方法が大きく刷新されたことで、ツールの操作性(GUI)も前と様変わりしました。項目や用語などもかなり刷新されています。GA3の時と同じようにして見れるものもありますが見れないものも結構ありますので、GA3に慣れていると少し使いづらいという印象を持ちますが改めて覚えていきましょう。GA3で見ていた項目はどうやって見るのかについては次回の記事で紹介していきます。

まとめ

  • ● GA3からGA4になり、ユーザーの行動がより詳細にわかるようになった。
  • ● GA3は2023年6月で提供が終了、2023年7月はGA4のみとなる。
  • ● 導入された時から計測開始されるため早めに導入しておく。
  • ● 見方が刷新されているが、今までのやり方で通用する部分もある。

今回の記事は少し難しい話になってしまいましたが、理解いただくとよりサイト解析もスムーズになると思いますので、ぜひトライしていただければと思います。

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