動画制作の流れ|依頼から納品までの工程と準備すること

2026.10.30
  • #Video

初めて動画制作を検討する際「何から始めればよいのか」「どのように進むのか」が分からず、不安を感じる方もいるのではないでしょうか。

動画制作には、企画、シナリオ・絵コンテの作成、撮影や素材制作、編集、確認・修正など、さまざまな工程があります。また、実写動画とモーショングラフィックス動画では、制作途中の流れが異なります。

この記事では、企業が動画制作会社に依頼する場合を想定し、相談から納品までの一般的な流れと、各工程で準備・確認することを解説します。

目次
1. 動画制作の主な流れ
2. 動画制作にかかる期間の目安
3. 依頼前の準備とスムーズに進めるポイント
4. 動画制作の流れに関するよくある質問
5. まとめ

動画制作の主な流れ

お問い合わせから企画・構成までは、実写動画もモーショングラフィックス動画も概ね同じ流れで進みます。その後、実写動画では撮影準備と撮影を行い、モーショングラフィックス動画ではデザインや素材を制作します。

実写動画の主な流れ

① お問い合わせ・ヒアリング
② 企画提案・見積もり
③ 発注・制作開始
④ 企画・構成、シナリオ・絵コンテの作成
⑤ 撮影準備
⑥ 撮影
⑦ 編集・音入れ
⑧ 確認・修正
⑨ 納品

実写撮影風景のイラスト

モーショングラフィックス動画の主な流れ

① お問い合わせ・ヒアリング
② 企画提案・見積もり
③ 発注・制作開始
④ 企画・構成、シナリオ・絵コンテの作成
⑤ デザイン・表現方法の決定
⑥ イラスト・グラフィックなどの素材制作
⑦ モーショングラフィックス・映像化
⑧ 編集・音入れ
⑨ 確認・修正
⑩ 納品

モーショングラフィックス動画制作のイラスト

実写映像にモーショングラフィックスを組み合わせて制作することもできます。目的や予算、希望する表現に応じて、制作会社と相談しながら制作方法を決めましょう。

1.お問い合わせ・ヒアリング

最初に、動画を作る目的やターゲット、使用する場所、希望する納期、予算などを制作会社に伝えます。この段階で、動画の内容や表現方法まで決めておく必要はありません。目的や課題を共有することで、制作会社から適した企画や表現方法の提案を受けることができます。

参考にしている動画や完成イメージに近い映像、会社案内や製品資料などがあれば、打ち合わせ時に共有すると認識を合わせやすくなります。

2.企画提案・見積もり

制作会社がヒアリング内容を整理し、動画の目的やターゲットに合った企画と表現方法を検討します。併せて、制作内容に応じた見積もりやスケジュールも提示されます。

金額だけでなく、企画、撮影、編集、ナレーション、出演者や撮影場所の手配など、見積もりに含まれる作業範囲も確認しましょう。

3.発注・制作開始

提案内容、見積もり、スケジュールを確認し、問題がなければ正式に発注します。社内稟議や契約手続きに時間がかかることもあるため、公開希望日から逆算して進めることが大切です。

制作開始後は、制作会社との窓口になる担当者や、動画の内容を最終的に承認する人を決めておくと、その後のやり取りがスムーズです。

4.企画・構成、シナリオ・絵コンテの作成

発注後は、制作会社が動画で伝える情報やストーリーを整理し、必要に応じてシナリオや絵コンテを作成します。シナリオはナレーションやセリフなどを文章で整理したもの、絵コンテは映像の流れや画面構成を確認するための設計図です。

提示された内容を確認し、目的やターゲットに合っているか、伝えたい情報に漏れがないか、完成イメージにずれがないかを確かめましょう。

5-1a.撮影準備(実写のみ)

制作会社が撮影日や撮影場所を調整し、出演者や機材などを手配します。必要に応じて、撮影場所を事前に確認するロケハンも行います。

撮影する製品や施設、出演する社員、社内での撮影許可など、自社で準備するものも確認しておきましょう。出演者や撮影場所の手配を制作会社に依頼できる場合もあります。

5-2a.撮影(実写のみ)

撮影当日は、制作会社が企画や絵コンテに沿って必要な映像を撮影します。内容によっては、ドローンやクレーン、車載カメラなどの特殊機材を使用することもあります。

5-1b.デザイン・表現方法の決定(モーショングラフィックスのみ)

制作会社から、イラストのテイスト、色、文字の見せ方、動きの雰囲気などについて提案を受けます。企業や商品のブランドイメージと合っているかを確認し、完成イメージを固めます。

5-2b.素材制作(モーショングラフィックスのみ)

デザインや絵コンテに沿って、制作会社がイラストやグラフィックなどの素材を制作します。提示された素材を確認し、製品の形状や仕様、説明内容などに誤りがないかを確かめましょう。

製品図面やロゴデータ、商品写真などが必要な場合は、制作会社に提供します。

5-3b.モーショングラフィックス・映像化(モーショングラフィックスのみ)

素材が完成したら、制作会社がイラストやグラフィック、文字などに動きをつけ、映像として仕上げます。絵コンテに沿っているか、伝えたい情報が分かりやすく表現されているかを確認しましょう。

6.編集・音入れ

制作会社が映像や素材をつなぎ、テロップ、BGM、効果音、ナレーションなどを加えて1本の動画に仕上げます。実写動画では、不要物の除去、色味の調整、実写合成などを行う場合もあります。

7.確認・修正

初稿が届いたら内容を確認し、必要な修正を伝えます。複数人で確認する場合は、社内で意見をまとめてから伝えると、修正の重複や行き違いを防ぎやすくなります。

企画や絵コンテから大きく変更すると、制作期間や費用に影響する可能性があります。気になる点は、できるだけ早い段階で相談しましょう。

8.納品・公開後の活用

最終確認と修正が完了したら、用途に合わせたデータ形式で納品を受けます。完成した動画は、Webサイト、YouTube、SNS、展示会、営業活動、採用活動などで活用できます。

複数の媒体で使用する予定があれば、必要な画面サイズや動画の長さ、データ形式について、最初の打ち合わせで伝えておきましょう。

動画制作フローのイラスト

動画制作にかかる期間の目安

制作期間は内容や撮影規模によって異なりますが、一般的には相談から納品まで1〜3カ月程度が目安です。出演者や撮影場所の手配、大規模な撮影、モーショングラフィックスの制作などを含む場合は、さらに時間が必要になることもあります。

制作作業だけでなく、社内確認にも時間がかかります。公開日や使用日が決まっている場合は、余裕を持って相談しましょう。

依頼前の準備とスムーズに進めるポイント

制作会社へ相談する前に、次の内容を社内で整理しておくと、打ち合わせを進めやすくなります。

  • 動画を作る目的とターゲット
  • 動画を使用する場所
  • 希望する公開日や納期
  • おおよその予算
  • 完成イメージに近い参考動画
  • 使用できる写真、映像、ロゴ、会社案内などの素材
  • 社内の確認担当者と決裁者

全てを決めてから相談する必要はありません。分からない部分は、目的や課題を伝えたうえで、制作会社と一緒に整理できます。

制作開始後は、企画や絵コンテの段階で完成イメージをすり合わせ、複数人の意見をまとめて伝えることが大切です。

動画制作の流れに関するよくある質問

何も決まっていない状態でも相談できますか?

動画を作る目的や抱えている課題が分かれば、内容が固まっていない段階でも相談できます。制作会社が企画や表現方法を整理します。

実写とモーショングラフィックスのどちらを選べばよいですか?

人物や施設、製品の実際の姿を見せたい場合は、実写が適しています。仕組みや目に見えないサービスを分かりやすく説明したい場合は、モーショングラフィックスが適していることがあります。実写映像にグラフィックを組み合わせることもできます。

手元にある映像素材の編集だけでも依頼できますか?

制作会社によっては、既存の映像素材を使用した編集にも対応できます。ただし、素材の内容や画質、撮影方法によっては、編集や表現に制約が生じることがあります。

穂の国プロモーションでは、お手元にある映像素材の編集のみのご依頼にも対応しています。まずは使用したい素材と、作りたい動画のイメージをご共有ください。

まとめ

動画制作では、ヒアリング、企画提案、見積もり、発注、詳細な企画・構成へと進みます。その後、実写動画では撮影を行い、モーショングラフィックス動画ではデザインや素材を制作して映像化します。最後に、編集、確認・修正を経て納品となります。

最初から動画の内容や表現方法を細かく決める必要はありません。動画を作る目的や課題を整理し、まずは制作会社へ相談するところから始めましょう。

穂の国プロモーションでは、企画・撮影・編集を自社で一貫して行い、実写撮影をはじめ、モーショングラフィックスにも対応しています。具体的な制作内容は動画制作サービスページ、これまでの制作実績は制作実績ページでご確認いただけます。

プロモーション・リクルート動画の制作や、撮影・編集の依頼先を検討している方は、お気軽にご相談ください。

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◾️執筆者
穂の国プロモーション ライター
企業のホームページやランディングページの構成設計、取材、原稿作成などを担当。Web制作の現場で得た知見をもとに、制作に役立つ情報を解説しています。ウェブ解析士、SEO検定1級。

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